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3月23日

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春を感じる暖かい季節がやってきました。野良が寒さに凍える心配はなくなりましたが、猫達の発情期であり、避妊していない猫達からは、

子猫がわんさと産れてしまう季節でもあります。

 

私は、3年ほど前に野良に関わるまでは、猫の生態にまったく疎かったので、猫の繁殖力の強力さを認識していませんでした。

最初に関わった猫を捕獲して動物病院で去勢手術をしてもらう過程を通して、やっと人のそばで生きる野良猫の実態を把握し始めた、

というのが率直なところです。

野良猫にも授かった命を良い形で全うしてもらいたいと思うボランティアさんたちは、避妊手術を施すことで人間社会との共存の道を探っています。

避妊を行わないことで、もはや管理しきれないほどに野良猫が増えてしまった場合、結果として人間社会から疎んじられて、

多くの猫たちが保健所に持ち込まれて殺傷処分になっているのが現実なのだそうです。

 

そのため、今の季節はボランティアさん達が“自分が管理する”と自覚しているところでの子猫の出産阻止のための雌猫の避妊手術を

駆け足手で行ってくださっている時期です。

 

しかし、すでに避妊手術を終えている猫達にとって快適な環境を整えようとすればするほど、更なる野良たちを呼び寄せる結果になりがちで、

避妊による子猫の増殖の阻止は、イタチゴッコの様相を呈していますが、島というクローズドな環境であれば、

新たに観光客が猫を持ち込みさえしなければ、すべての猫の快適な老人ホームのような場所作りは、もしかしたら可能なのかもしれません。

 

※追記 : この猫は今月2日の絵日記で“ダルマ体型”と紹介した子です。ここ1か月で体型を標準近くに戻してきました。

太りすぎは万病の元ですから、標準に近い体型に戻って良かったです。別に病気ではなく、食欲も普通にあるようです。。